すきな場所 5
紀伊半島、最南端の太地町は捕鯨の地として知られ、約七〇〇年の歴史をもっている。「くじらの博物館」はこのような歴史と文化を後世に残すべく貴重な資料を収集・保管して、くじらと人間のかかわりの全貌を明らかにするために昭和四十四年四月に開館した。
館内は三階の展示室からなっており、捕鯨の歴史がひと目でわかる展示である。
一階にはザトウクジラの手羽、太地浦沖古式捕鯨ジオラマなどがあり、二階には中小型鯨類の実物大模型および骨格、マッコウクジラの下顎骨など、実際にクジラを認識できるようになっており、三階にはセミクジラを追う勢子船の実物大模型、古式捕鯨用具、古式捕鯨通信装置など貴重な資料がみられる。
このほか捕鯨船資料館、熱帯植物園もあり、古式捕鯨狼煙場跡の史跡もみられる。
海洋水族館では、海に住む生物の神秘にみちた世界、海のロマンが満喫できる。
~和歌山県東牟婁郡太地町~